条件を変えたら、見事に想像通りの表現型が得られた。これでクリア2。あと3パターンの実験と、直接効いていることの証明(ムズ)でこのわき道研究は終了。

しかし焦る。前のラボの実験は、競合者がいない上に、publishしていない表現型をもとに解析していたのでどんなに速かろうが遅かろうが関係なかった。だが、今回のネタは公表されているデータベースをもとに解析したもので、材料も1つは他者からの譲渡物だし、何より大腸菌というメジャーな生物。今ここを読んでいる人が「たぶんこれのことだ」と追い実験をしたところで勝つ自信は十分にあるが、もし自分が追い実験をしている状況だったらどうしよう?とか思う。ある日気づくと論文が出てました、じゃ涙だけが出てきそう。