〜うろ覚えの勘違いがあったので訂正〜

 ぼちぼち頭の疲れが回復したと信じて読んでいるのだが、頭が痛くてあんまり理解がよくない。figureぐらいしか理解してないような。我がラボにポスドクとしていらした方のデータと、その分野で有名な方のデータが真っ向から対立しているのだが、二つの論文を比べて判断するに、どっちも嘘ついてないのなら確かに矛盾するかも、という状況。アッセイ法は違うんだけど、過去知られた事実を当てはめたら双方正しいし。電子顕微鏡の図から、プリオン線維の凝集の強さが違うからおきた結果、と結論づけられていたが…。最近の(僕の)知見から判断すると、プリオン線維ってな、どうにも一方向へのアグリゲーションだと思っていたほうが良さそうだ(普通のアグリゲーションは三次元の好きな方向へ連なる、とされる)。つまり、Form I(正常型)とForm II(異常型)があるが、FormIはほぼひとつの構造なのに対し、FormIIは自由度が高い。β-amlyoidpolyglutamineによる凝集に関しては真核生物型シャペロニンとhttに関して同時に報告された3報の論文にて示唆されているように、fold失敗がタネとなってるぽいし(プリオンと同列に考えてよいわけではないが)。


 教科書的な知識を鵜呑みにして「もう終わったような話だろ?」と思っていたが、そんなことなさそう。ラボメンバーの仕事も含めて新展開に期待。